サポンテ 勉強ノート

サポンテの勉強ノート・読書メモなどを晒します。

チェック項⽬1-3 数値データは数値属性とし、⽂字列を含まないこと【Excel/総務省の統一ルール】

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はじめに

 「数値データに文字列を含めない」と言いますが、そもそも「数値」と「数字」の区別がついていない人も少なからずいらっしゃるかと思いますので、まずそこから理解してください。これもネットを探せば記事がいくらでもあるのでそちらをお読みください。

【Excel(エクセル)術】数値と文字列の違いを理解し、使い分けよう | リクナビNEXTジャーナル

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【Excel】総務省の統一ルールに沿って見栄えを調節する方法

はじめに

 2020年12月、総務省が「統計表における機械判読可能なデータの表記方法の統一ルールの策定」(以下「資料」と書きます)を発表しました。

 資料の内容を短く言うと「Excel ちゃんと使ってね」ということです。

 Microsoft Excel は広く使われているアプリケーションなので、資料の内容も良かったことから遍くあまねく話題になりました。

【必読】総務省直伝のExcelマニュアルが目から鱗が落ちるものだった - Togetter

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チェック項⽬1-2 1セル1データとなっているか【Excel/総務省の統一ルール】

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例1について

 「例1」は、特に言うことはありませんね。修正後の方が見やすさから言っても優れているでしょう。

 値の分解の仕方は以下に記事があります。

「1セル複数データ」から「1セル1データ」に修正する方法|Excel医ブログ

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チェック項⽬1-1 ファイル形式は Excel か CSV となっているか【Excel/総務省の統一ルール】

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チェック項目の内容

 これはまあ、あまり悩まないかもしれませんが、CSV ファイルの編集を Excel でやっている人は以下の点に注意してください。

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e-Stat 時間軸コードを、人間が見て分かりやすい表現に変換する Excel 関数【Excel/ユーザー定義関数/E_STAT_TO_STRING()】

はじめに

 官公庁の統計で使われている「e-Stat 時間軸コード」を見やすく変換する Excel 関数(ユーザー定義関数)です。

 こんなもの、探せばありそうな気がしたのですが無かったので VBA で作りました。

関数の使い方イメージ

 セルに数式で =E_STAT_TO_STRING(A1) などとすると、以下のイメージのように文字列変換して表示します。

 範囲外のコード値を使用すると「#VALUE!」エラーに、数字以外の文字が含まれると「#NUM!」エラーを返します。

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Redmineのチケットの内容をコミットメッセージにするブックマークレット【Bookmarklet】

はじめに

 VCS のコミットが、Redmine のチケット単位になることはしばしばあります。コミットメッセージに書く内容も、同じような感じになるかもしれません。

 だったら、Redmine の内容から自動でコミットメッセージに変換してくれればいい。

 ブックマークレットを作成します。

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社長「勉強は家でやるものだ!!」→その結果

教育費が高すぎると思うのなら、無知による損失と比べてみれば良い [ボックの法則]

はじめに

 以下のようなまとめサイトの記事をみました。

 この「一年目」の方は、社長の言葉を受け止めて「納得」したようです。

 しかしながらサポンテは、いささか異なる見解を持っています。

経営者視点で言うならたしかに

 会社というのは、労働力を提供する代わりに賃金を貰う場所であり、学校ではありません。学びは労働の枠外にあるものであって、それを営利企業が業務時間を使って提供してくれるものと期待するのは筋違いです。

 かつては、サポンテもそう思っていました。

自己教育は無料ではない

 では自分で勉強しようと思うとどうなるでしょうか。当然、個人間でばらつきが出てきます。

 また、自己教育は少なからぬ費用がかかります。生活のために仕事で稼いだ賃金を、仕事のための勉強に消費する。これは果たして健全なことでしょうか。人生全体を振り返った時に、後悔を残さないでしょうか。

 もっと重要なことを言います。企業は今まで、その自己教育が十分に可能になる潤沢な報酬を支払ってきたでしょうか。

 サポンテのようにエンジニアをやっている方はわかると思いますが、セミナーなどはもちろん、技術書籍はまったく安くありません。いくら勉強したいとは言っても、躊躇せざるを得ない金額です。

 そしてエンジニアはずっと賃金が安いままでした。自己教育に回せるほど家計に余裕を持つ人の方が、むしろ少数派でしょう。

その結果どうなったか

 その状況が何十年も続きました。結果、世の中はどうなったでしょうか。

 「自社は、高い技術力スキルと生産性を持つ社員を多く擁しており、世界での競争力もある」と自信をもって言える企業は、日本全体でどれほど存在するでしょうか。

 社員の教育にコストをかけず、安い給料で長時間働かせ、世界を席巻するイノベーティブなものが、この国からたくさん生まれたでしょうか。

教える立場になって

 サポンテはとっくに「新人に教える側」になっているのですが、状況は深刻です。これからの若い人は、破綻する年金に怯えながら爪に火を灯す生活を余儀なくされると感じています。もう「この本は、とてもためになるのでぜひ買って読んでおいてね」などとは言えません。とてもそんなことを言える余裕はなくなってきたと感じます。

 ためになったとしても、収入は下がる一方なので、それも「ぜひ」とは言えない理由です。

企業はもっと社員教育

 企業は、もっと社員教育に積極的になるべきだと思います。なにも、費用をかけろとは言いません。外部講師を招いて社内セミナーを開くとか、そんな大袈裟なことでなくても良いのです。業務時間外でも構いません。ただ社内の会議室と PC を使わせて、自由に参加できる形の勉強会を開きやすい文化を醸成するだけで良いです。プレゼンターをやりたがる人がいないかもしれませんが、その時だけ報酬を出せば良いでしょう。外部講師を招くよりはずっと安く済むはずです。

 サポンテは様々な企業で働きましたが、ほとんど冒頭に引用した言葉の通りの企業ばかりでした。教育費が高すぎると感じるのは、費目があるから見えやすいというだけのこと。無知による損失は会計には載ってきませんからね。一度試算してみれば良いと思います。