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チェック項目の内容
これはまあ、あまり悩まないかもしれませんが、CSV ファイルの編集を Excel でやっている人は以下の点に注意してください。
注意点
ゼロサプレスされる
CSV 編集時に、セルに "001" のように頭ゼロ埋めの値を入力しても、そのゼロは保存あるいは再度ファイルを開く際に失われます。
これ多くの人が知らずにやってて「システム側でデータ取り込み処理時に欠損する」などと濡れ衣を着せられるというトラブルもある。
不正なデータが混入する
不正なデータとは、機械が予期しないデータです。人が入力する値には無限とも言えるバリエーションがあり、できるかぎり予測しても漏れが出ることはあります。
Excel ファイルであれば、関数や条件付き書式やリストなど入力規則を設定したりチェックする仕組みを作り込めますが、CSV ではそれができません。CSV を編集する(させる)ことは、かなりリスクのある行為だという自覚を持ってください。
どうすればいいの?
編集しない
CSV ファイルは、基本的に編集しないでください。ほぼ、機械と機械のデータのやり取りに使うためだけのものだと思ってください。
そうしないと、結局上記のようなトラブルは避けられません。Excel ファイルなら間違いないなどとは言いませんが、まだリスクを避ける方法があるのです。
Excel を使わない
CSV ファイルの編集に Excel を使用しないでください(CSV ファイルを「閲覧」するだけなら Excel を使っていただいても構いません。ただしゼロサプレスの件は忘れないでください)。どうしても編集したい場合はテキストエディタを使ってください。Windows で言うと「メモ帳」です。それでは不便と思うなら、CSV を見やすく表示できるテキストエディタ、たとえば EmEditor などを使ってください。
免責
記事のサンプルは最新ではない Excel を使用して書いているため、皆様がお使いの Excel とは若干異なる個所があるかもしれません。しかしたいてい同じようなところに同じ名前で同じ機能があると思いますので、適宜読み替えて参考にしてください。