今週のお題「読書の秋」
はじめに
この記事は、どんな本を読むべきか悩んでいる人に向けて書きます。悩んでいない人にとっては、特に目新しいことは書いていないつもりです。また、この記事にはオススメ本も記載していません。
本を読むべきか
そもそもですが、本は読むべきなのでしょうか。
サポンテは「べつに読まなくてもいい」と思っています。時間を有意義に使う娯楽は他にたくさんありますし。ただ、この記事にたどり着いたということは、なにか読みたい・読むべきではないかと思っているのではないかと。
本って面白いの?
映画やアニメ、テレビ番組などを観ることは好きでしょうか。本を読んでいる人は知っています。この世界に存在する物語の多くは、まだ映像化されていません。少なくとも「映像化されていないものはたくさんある」ということができます。映像として存在する物語を楽しめるのなら、書物も楽しめるのではないかと思いますよ。
読みたい本を読めばいい
身も蓋もないですが、サポンテは本は読みたいものを読めば良いと思っています。ただ、この記事にたどり着いたということは「そうは言っても何を読んだら良いのか・自分が何を読みたいのかもわからない」ということかと思います。
マンガでも良いの?
良いでしょうね。日本の誇る文化です。でもあれは場所を取りすぎるのが難点ですね。
読みたい本がわからない
サポンテは読みたい本がたくさんウィッシュリストに溜まっているので、読みたい本がわからないという悩みはありません。しかし本がたくさんありすぎて、どれを読めば良いのかわからないということは十分理解できます。
いくつかの手がかりを、以下に記します。
友人のおすすめ
気の合う友人が勧める本は、おそらく自分自身にとっても身近で面白いと感じられる本ではないかと思います。
好きな人のおすすめ
友人があまり本を読まなかったり、友人がいないという人は、好きな人__身近に限らず、好きな有名人など__が、なにかしらの本の紹介をしていないかを調べてみましょう。『有名人の名前』+「本」といったキーワードで検索してみると、いろいろ出てくるのではないかと思います。
仕事ができそうな先輩のおすすめ
もしお仕事をされていて、同じ職場に「あの先輩、いつも仕事が早いな。要領がいいのか、なにかコツがあるのかな」という人がいたら、聞いてみましょう。スキルアップにつながる本を教えてくれることもあるかもしれませんし、本好きなら本について尋ねられて悪い気持ちはしません。
本を読んでも集中できない
長い時間の読書に集中できないなど、現代では別の問題を抱えている人も少なくありません。
そういった人は、絵本や児童書を読んでみてはいかがでしょうか。
バカにしているわけではありません。子育てをした人は知っています。絵本や児童書には、けっこう面白いものがたくさんあることを。
古典を読むべきか
いろいろな人が「古典を読むべき」と言います。はたしてそうでしょうか。
読むものに困っている場合は、有力な選択肢の一つだと思います。古典は時の試練を経てなお、読む人が多くいるということで、きっと「ハズレ」を掴んでしまうことは少ないのでしょう。
でも現代人には現代人の書いた文章の方がしっくりくる、という考え方もあるでしょうから、とくに強くお勧めということもありません。
ただ、古典からの引用やパロディやオマージュは多いので、元ネタを知っていると新しいものを見聞きするときにも更に楽しみが増すというメリットはあると思います。
賞を取ったもの
いろんな文学賞があって、それぞれ傾向があるので、肌に合うものとそうでないものがあると思います。もちろん、どこかの誰かがすでに読んだ上で強くお勧めしている本ではあると思いますので、何を選んだらいいのか分からない時は参考にするのもありだと思います。
書店員、図書館司書に聞いてみる
本に関わる仕事をしている人は、やっぱり人より本を読んでいる機会が多いはずです。けっこう曖昧な質問でも、本を読みたいという切実な想いが伝われば、真摯に答えてくれると思います。
いっそ「僕の読みたい本はなんなのでしょう?」ぐらい振り切った質問でも、その会話をきっかけとしたやりとりの中でなにかを引き出してくれるかもしれません。
SNS で聞いてみる
本が好きな人は、人に勧めたい本のリストをいくつも持っていることが多いです。なにかしらの観点を添えて「○○でおすすめの本を教えて」と問い掛ければ、応答はあると思います。
車通勤だからなかなか時間が...
サポンテは以前クルマ通勤でした。その時はオーディオブックを聞いていました。図書館には(古典が多いですが)オーディオブックもあります。それを借りてカーオーディオで聞いていました。
余談ですが『高野聖』を聞いていた時、「
ジャケ買い
本屋さんに行くと本が多すぎて、本当にもう何を選んでいいのか分からなくなりますよね。それは理解できます。もういっそジャケ買いでいいのではないでしょうか。
何を読んでいいのか分からないというのは、自分がどんなものを好むのかをまだ掴み切れていないという面もあるのではないかと思います。とりあえず何かを読んでみて、自分が必要としているものについて少しずつ手がかりを集めていくという方法もありだと思います。
本を読むべきか
また最初に戻りますが、本は読むべきなのでしょうか。
きっとそうなのだと思います。本を読まなくても、充実した人生を送ることはきっと可能です。でもここまで読んでくださったあなたは、本を読みたいとお考えなのではないでしょうか。そして、今その機会が来たということなのではないでしょうか。
良い本に巡り合えることを、お祈りしております。