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例
次の言葉を覚えてください。「機種依存文字」です。
何が問題なのか
かなり専門的な話になるので割愛しますが、端的に言うと以下のようなことです(あくまで「ようなこと」です)。
- Excel でしか使えない文字がある。
- 特定のパソコンでしか使えない文字がある。
- 日本でしか使えない文字がある。
自分ではちゃんと文字を書いたつもりになっているかもしれませんが、それは基本的に自分の使っているパソコンの中だけで読める文字かもしれません。
どうすればいいの?
「『自分の使っているパソコンの中だけで読める文字』と『広く通用する文字』はどうやって判別すればいいのか」と思うかもしれません。
ですが
以下に留意すれば、だいたい大丈夫のはずです。
- 丸囲み数字は絶対ダメ。通常の数字を括弧でくくって使いましょう。
- 「(株)」などを一文字で表現しているものもダメ。ちゃんと三文字で入力しましょう。
- UNICODE 拡張文字も、まだ当分は避けた方が無難です。
- 半角カタカナは、意外とトラブルが多い。入力できないよう IME を設定しましょう。
じゃあ、どうしてそんな文字が PC に入っているんだ
PC に入っていて入力できるのだから、ついつい使ってしまうという事もあるかもしれません。なぜこんな文字が PC に含まれているのでしょうか。
昔はネットワークを使って文字データやファイルをやり取りするなんて機会はあまりありませんでした。一台の PC で入力からプリンタで印刷まで完結していたため、問題は限定的でした。
しかしネットワークが広がったからといって、一度はかつて使われていた文字を急に無くしてしまうわけにもいきません。過去のドキュメント資産との互換性のために残っています。
デフォルトでは入力不可にしておいて、特殊な設定をすることで入力可能になるようにしても良いと思いますけどね。