はじめに
先日、子どもが「本好き」になるためには、接している大人が「本好き」になる必要があると書きました。そのための方法の一つとして表題の「図書館に通う習慣をつける」があります。
もし子どもがいなかったとしても、図書館に通うことを習慣づけて損はないですよね。自分自身でもこの習慣はとても有用であると感じました。ですので今回は、このことだけ独立して詳しく書いてみようと思います。
本屋と同じと考える
毎日、仕事の帰り道に図書館に通うという人は多くないかと思いますが、毎日、仕事の帰り道に(なにを買うわけでもないけれど)本屋の店頭を覗いて帰るという人は結構いらっしゃるのではないでしょうか。
それとおなじ感覚で図書館の店頭(?)を覗いてみてもいいのではないでしょうか。都会であれば本屋に負けないほど意外と遅い時間まで図書館は開いていることが多いです。
通い始めるてしばらくすると、本を借りるわけでもなく、なんとなくフラっ図書館に立ち寄るようになりました。本屋の店頭を覗いたり、ウィンドウショッピングするのと同じようなノリです。しかも図書館は本屋と異なり、じっくりと読みふけっていても誰に咎められるわけでもありません。気になる本をみつけたら近くのソファに座って読み始めるようなことも気軽にできます。
はじめのうちは借りなくても良いから書店の店頭を覗くような感覚で図書館を覗いてみてはいかがでしょうか。
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借りに(または返しに)「行く」のではないと考える
サポンテは以前、図書館は「借りる」「返す」と最低二回足を運ばなければならず、その利用を漠然と面倒なものとして考えていました。しかし毎日のように通っていると「一晩だけ借りる」「数ページ読んで、気が乗らなかったりつまらなかったら翌日返す」ということが何の苦もなくできるようになりました。何しろ毎日行くので、ただカバンの中に入っている本が変わるだけです。
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読みたい本ではなく、読み逃した本を読むと考える
「読みたい本は人気のある本であることが多く、図書館だといつも誰かに借りられたままになっていることが多い」とお考えでしょうか?そうかもしれません。読みたいと思った時に読めないそのもどかしさ、頭をよぎる「機会損失」の四文字がストレスになる。そうかもしれません。しかしそれはチャンスです!3つの意味で。
心を鍛える
一つは心を鍛えられるというものです。
こんにちの世の中では、欲しいものはたいていすぐに手に入ることが多い。でも、それをすぐに手に入れず、少し間を置くことで心は少し強くなります。世の中のいろいろなスピードがどんどん速くなっている現代では、こうした「好機」はなかなかありません。読めなかったことを「損失」と考えるのではなく、またとないチャンスがやってきたと考えるのです。
読みたいパワーを溜める
次に良い機会だと思える理由は、読めなかったことで、より意欲が高まるというものです。「空腹に勝る美食なし」と言いますが、この「意欲」が高まることで、本から得られる体験がより強く・深いものになるように思います。
読みのがしていた本を読む
「今読みたかった本」がないのなら、別の本を読むしかありません。ところで、読みたかった本は全て読んでいるでしょうか?「あの本、読んでみたいけれど今は時間がないから、いつかまた...」といって読む機会を失ってしまった本はないでしょうか。そういう本を読むチャンスが、いよいよ来たのです!これを逃す手はありません。
まとめ
人は、どのような習慣も意外と短い期間で身につけてしまうものです。それは良い習慣も悪い習慣もおなじように。
図書館で本を借りるのは無料です。失うものはないでしょう。なにか新しい習慣を始めたいと考えているかたがいらっしゃったら、是非この図書館通いを試してみてください。
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