- 作者: ルドルフシュタイナー,新田義之,佐々木和子,市村温司
- 出版社/メーカー: イザラ書房
- 発売日: 2000/05/25
- メディア: 単行本
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第三講の前半
この講には「自然の活動についての付論 --- 自然の中での霊性の活動 ---」という副題がついています。目次の小見出しをみてみると、窒素、炭素、酸素、水素、イオウ、石灰、ケイ石、粘土など、鉱物の名前が続きます。それらの役割が記されているようです。ノートはこれら鉱物の名前を見出しとしてまとめるべきでしょうか?しかしそのように自然を切り分けてまとめることに対しては、この本の中でもシュタイナーは繰り返し戒めているので、なんとなく抵抗があります。やはり「宇宙の諸力をどのように活かしているか」という点に注目して読むべきでしょうか。
第一段落を読むと、やはりそのようにこの講をすすめていくことが宣せられています。上記の鉱物たちは「大地の諸物質」と総称しています。
ノート
霊性
シュタイナーの著作ではよく見られ、また誤解も受けやすい「霊」という言葉が、このノートには頻繁に出てきます。今までの私のノートでは、何となく避けてきた気がします。それは自分自身、誤解を受けることを恐れていたことと、実際、あまり理解ができていると思えなかったことが理由にあります。
霊という言葉が意味するところ
シュタイナーの著作では、霊という言葉が「思考」とか「透徹された思考作業を通して得られた知恵」と同義であることが、しばしばあります。そのように説明を受けたことがあります。なぜそのような概念を誤解をうけかねない「霊」という言葉で表現しているのでしょうか。
この説明(「思考」と同義であること)を受けてからあらためてシュタイナーの著作を読んでみると、理解しやすくなったのは間違いありません。しかし学びを進めていくうちに、たんに同義ではないということもまた、はっきりと感じることができます。
この「はっきりと感じる」違和感が、この「霊」という言葉が使われている理由だと思われます。ですが自分にはまだこの違和感を明確には説明できないばかりか理解もおぼつかないというのが正確なところ。今のところは、おぼろげなまま自分の中で暖めておきたいと思います。
関連書籍
最近ではバイオダイナミック農法に関連した書籍も増えてきているようです。日本では「ホメオパシー農法(農業)」で検索した方が多く見つかるでしょうか。
- 作者: ジョン・ソーパー,由井寅子,塚田幸三
- 出版社/メーカー: ホメオパシー出版
- 発売日: 2010/02/26
- メディア: 単行本
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