はじめに
本の紹介です。
- 作者: 藤原和博
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2015/09/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (6件) を見る
本を読むことは別の人生を歩むこと
序章で「成熟社会では本を読まない人は生き残れない」とあり、以降の章で、著者自身が本を読んでどう変わったか、また著者が調査した統計情報なども踏まえてその理由を詳説しています。
本の中の本の紹介で
またこの本の中で紹介されている書籍で ピーターの法則 というものがあります。
- 作者: ローレンス・J・ピーター,レイモンド・ハル,渡辺伸也
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2003/12/12
- メディア: 単行本
- 購入: 8人 クリック: 111回
- この商品を含むブログ (82件) を見る
冒頭で紹介した序章のタイトルで「成熟社会」という単語が入っていますが、その言葉の定義について、その語感から得られるものと、 ピーターの法則 の中で展開される定義で大きな隔たりがあり、結構衝撃を受けています。
注意点
この本( 本を読む人だけが手にするもの )を読む際の注意点としては、イデオロギー的にやや偏りがあるので、その点、気をつけるべきかと思います。
その他の部分、冒頭で挙げた序章など、参考になるところは多いです。
多読するべきか
「 フォーカスリーディング 」や「 無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法 」ではむやみやたらに多読するのではなく、自分にとって真に身になるものに集中して読書するべきであると書かれています。この本では逆に多読を進めています。
そうしないと、自分にとって「良い本」と出会えないからだと言います。たしかに他人にとって良い本が自分にとっても良いとは限りませんからね。
この二つ(多読の是非)は正反対のことを言っているようで、どちらも正しいと感じます。大人になると一見矛盾するように見える二つの事柄も「どちらも真」と感じるようになりました。