はじめに
図書館で借りて読んでみました。が、もう一度読みたいので買っておこうと思います。この著者の本は、これが初めてです(たぶん)。
参考書籍がすごい
参考書籍がすごいです。何が「すごい」かというと
- 量が多い
- レーティングしてある
- 寸評がついている
- 本文のどこで紹介しているか書いてある
- 装丁の写真が一緒に添えられている
量が多い
単純に紹介している料が多いです。
読みたい本がどんどん増えます。嬉しい悲鳴です。
レーティングしてある
オススメ度が★印でレーティングしてあります。読む優先順としてもいいでしょう。
寸評がついている
それぞれに、なぜ紹介したのか、何を学べるのかの短い説明があります。
ただし「何を学べるのか」については「著者が何を学んだか」あるいは「本文の関連して、どのような点について学ぶことが出来るか(と著者が考えているか)」ということになりますので、実際に読むときはあまり先入観を持たず読んだ方が良いでしょう。優れた本は、読み手によって、あるいは読む時期によって、心に響いてくるものが違うものです。ですからもちろん、先入観を持ってしまって「これは読まなくてもいいや」というのも、もったいないことです。私は人から聞いた話で先入観を持ってしまって、学ぶべきことを学ぶまでに時間を無駄にしてしまったということが割と多かったです。
本文のどこで紹介しているか書いてある
本文の何章で紹介したのかが添えられています。
しかしページ番号までは書かれていません。わたしは「○○について書かれたところをもう一度読みたい」と思ったので、その時は一つの章を丸ごと読み直さなければなりませんでした。まあ、それはそれでまた良いのですが。
装丁の写真が一緒に添えられている
上のことと少し関連します。
気づいたのは「装丁はアイコンである」ということです。
私はプログラマーですが、もしこれを読んでいるかたがプログラマーだった場合、以下の署名を見て何を思い浮かべるでしょうか。
大体、本の装丁が頭にぱっと浮かぶのではないでしょうか。これらの本の表紙はとても特徴的でユニーク性があります。
読書が自分の知識量を増やすためであるとしたら__内容をすべて記憶しておくことはできませんから__「あ、これはあの本に書かれていたな」と思った時に、辞書のようにサッと引けると便利です。本棚に埋もれた本に再び出会うために、装丁は強力な手がかりになります。
「引く」使い方をしなくても、単に「思い出す手がかり」としても装丁(または、その他の視覚的要素)は強力です。これはマインドマップや、PC の GUI にも通じるものがあると思います。そのように考えると、売れる本は「装丁にアイコンとしての力がある」と言えるのかもしれません(「もしドラ」なんかは、まさにそれですね)。これはどう統計を取っていいのやら…。手に入る情報で調べてみようかな。
この本の巻末の参考書籍のページを見て、そんなことを思いました。