サポンテ 勉強ノート

サポンテの勉強ノート・読書メモなどを晒します。

Apple に言いたいこと

はじめに

 先日突然故障した MacBook Pro に代わって、急遽 Mac mini をお迎えしました。6代目の Mac です。

 故障したのはやるせないし悔しい経験だったのですが、お迎えした Mac mini がすこぶる快適なのもさらに口惜しい。M2、めっちゃ速い(笑)。

アンケートが来た

 Apple から、いつものごとく長めのアンケートが来ました。真摯に回答しました。

 しかしながらいつも思うのですが、聞きたいことだけ聞いてそれっきりです。自由記述欄を設けて欲しいものです。

自由記述欄があったら

 自由記述欄があったら何を書くでしょうか。

 MacBook Air をくさび形に戻してほしい。歴史的な経緯から、サポンテはあのくさび形に思い入れがあるのです。願わくば 11 inch も復活して欲しい。Air の名前は伊達じゃないという軽さを見せつけてほしい。まあ、その大きさならもう iPad 使えと言うことなのだと思いますが。

 来年あたりにと思っていたら M1 の Air もなくなってしまった。今なら量販店に在庫はあるでしょうが、さすがに Mac mini 買ってまたすぐ買うわけにもいかない...。

Mac mini にした理由

 なぜ Mac mini を買ったのかと言いますと、とにかく当時は急いで入手する必要があったことと、いつかは Mac mini を一度手にしたいと思っていたからでした。なんだか Power Mac G4 Cube とか pippin@ とかを彷彿とさせるその佇まいが、ずっと気になっていたのです。

 アンケートの設問の中には Mac Studio にしなかったのは何故かというものもありましたが、高すぎるからですよ、そりゃ。クリエイティブなお仕事のプロフェッショナルを雇っている会社の経営者ではないんですよ、サポンテは。個人クリエイターですらありません。Mac mini も最低性能を選択しました。何も問題ない。それとも AppleMac mini を廃したがってる?

 あと、値段の割には Mac mini とそれほど変わらないデザインがちょっとどうかという気がしますよ。mini を廃止するより、どちらかというと Mac miniMac Pro の2ラインで良い気がします。

おわりに

 まあ、自由記述欄があったところで Apple は耳を貸さないでしょう。

 でも現在のマシンには満足しています。Apple Silicon も、よい選択だったのでしょう。快適です!

プログラマに 4K モニタは必要か?【必要だった】

はじめに

 結果から言うと 4K モニタは買って正解でした。買ったのは以下のものです。

 20年ほど使った液晶モニタの「焼け」がひどくなったので、ここ数年、新しいものを買おうかどうしようか悩んでいました。

  • そろそろ寿命かな
  • まだいけるかな
  • 安い買い物でもないですし
  • 古いほうは長く使った分愛着もあるし
  • プログラマだし、テキストが編集できれば良いんだし

 などなど。しかしやはり焼けがひどいのと、20年使ったので何時壊れるかわからず、そのときが突然訪れると仕事も含めてとても困ると思ったため買うことにしました。

高精細にするかどうか

 買うとなったら次は何を選ぶかなのですが、いろいろ選ぶ軸があって、これもまた長い時間悩んでしまった理由でした。まず高精細(4K かそれ以上)か FHD 程度か。ここに悩みました。最近壊れた(恨み節)MacBook Pro の高精細ディスプレイに慣れると、FHD はどうしても見劣りします。とはいえサポンテの生活はテキスト作業が中心のため、そんなに高精細が必要というわけでもないので、4K はいささか「ぜいたく品」と考えざるを得ませんでした。

 しかしながら実際に使ってみると思わぬところで快適でした。プログラミング関連の動画サイト(Youtube もありますし、Udemy なども)で、動画でソースコードを解説するようなコンテンツがあるのですが、文字がつぶれることなくクッキリと読めるようになりました。これはプログラマとして非常に嬉しいところ。

 プログラマとして高精細ディスプレイは非常に有用であると、オーバースペックなんかではないと言って良いのではないかと思います。

 またテキストエディタのミニマップも、なんだかより詳細に見えるようになった気がします。

24 inch か、それ以上か

 職場のモニタは 24 inch だったので同程度で良いと思ったのですが、無い(笑)。選択肢がほとんどない。結局 27 inch にしました。

 しかし 27 inch くらいになると画面の端が遠い。カービングタイプにすれば良かったかもと思いました。

スピーカー

 せっかく HDMI で繋ぐのですから、スピーカー付きが良い。しかしこれは無しでした。

 Amazon のレビューには「スピーカーはおまけのようなもの」という記述がありました。サポンテはてっきりそれは音質がイマイチよろしくないとか、そんな程度の話かと思っていました。まあ出力 2W だし、むしろ MacBook AirMacBook Pro の内蔵スピーカーは大きさの割に音質が良すぎるからなあ、などと思っていました。しかし違いました。音量調節が OS 側から操作できず、モニタの(あの使い勝手を考えていない)メニューの中にあって、ハッキリ言って面倒くさすぎて操作できません。これは使い物にならないと言っていいと思います。実際、もう使っていません。

起動・接続直後に画面中央にデカデカとでる表示

 職場の Dell のモニタもそうでしたが、起動直後や接続した直後などに、入力ソースや HDR の有効無効が画面中央に表示されます。そこに表示しなきゃダメなんでしょうか?OS のパスワード入力欄が見えないんですけど。右下とかじゃダメなんでしょうか。

ケーブルが見える

 ケーブルの差し込み口がモニタの後ろ側にあるのですが、けっこう下の方に下向きに挿す形で付いているので、付属のスタンドを使ってもモニタアームを使っても、モニタの下からケーブルが丸見えです。なぜそこに付けた?

Apple 製品の偉大さを再認識

 そういったスペック表に載らない部分に心配りが無いあたり、いままで使ってきた Apple 製品の有り難みが改めてしみじみと感じられました。もう高すぎて買えませんが。

 20 年前に購入した Apple Cinema Display 20 inch。接続した PC は Mac 4台、Windows 1台。たいへんお世話になりました。これからはサブモニタとして余生をお過ごしください。

おわりに

 ちょっと在宅勤務が今後も続きそうなので、今後も自宅の PC 環境をこれから強化していこうと思っています。

電子書籍 メリット・デメリット

今更ですが

 電子書籍のメリット・デメリットについて、サポンテの思うところを書きます。巷で言われているような事は皆さんさんざん検討したと思うので、あまり採り上げられていないと感じることについて記します。

デメリット「背表紙がない」

 電子書籍アプリには「表紙」を一覧して閲覧できる機能があります。しかしながら背表紙がありません。(本好きの人はきっと解っていただけると思いますが)だれしも本の大きさや、著者、関連性、自分にとっての好みや重要性などで、自分の本棚を整理する事に少なからず愉しみを感じた事があるかと思います。その際に重要なのは表紙ではなく「背表紙」の方だったはず。電子書籍アプリには、なかなかその愉悦を満足させてくれるものがありません(これを解決する、どのようなユーザーインタフェースがありうるのか考えてみるのも楽しいかもしれませんね)。

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【かわせみ3】登録した単語が、変換候補ウィンドウに表示されない

はじめに

 かわせみ3を使っているのですが、辞書登録した単語が変換候補ウィンドウに表示されず、困っていました。こんなことってあるんでしょうか。

 結論から言うと「辞書管理ツール」で「辞書の再構成」をすると、正しく表示されるようになりました。

詳細な手順

 メニューバーの「入力ソース」メニューから「かわせみ3/辞書管理ツール」を開きます。

 開いた画面のツールバー左上「再構成/修復」をクリックします。「辞書の再構成」シートが開くので「再構成」をクリックします。

 再構成にはしばらく時間がかかります。終了後、ちゃんと変換候補ウィンドウに登録した単語が表示されるようになります。

【mac】最後にスクリーンショットを撮った矩形範囲を取得する

はじめに

 macOS で決まった範囲のスクリーンショットを撮りたい場合、「Cmd + Shift + 5」でスクリーンショット.app を起動してマウスで範囲選択します。

 この範囲は次に起動したときも同じ範囲が選択状態になっているため、どこかに記憶されているはずです。その値を取得すれば、screencapture コマンドを使って自動化できるかもしれません。テストの自動化など、応用が広がります。

記憶されている場所

 記憶されているのは ~/Library/Preferences/com.apple.screencapture.plist です。

シェルで取得してみる

 下記のシェルで取得できました。screencapture コマンドに渡しやすい順番にカンマ区切りで表示しています。

#!/usr/bin/php
<?php

// 最後にスクリーンショットを撮った矩形範囲を取得する
$top = `/usr/libexec/PlistBuddy -c "print :last-selection:Y" ~/Library/Preferences/com.apple.screencapture.plist` * 1.0;
$left = `/usr/libexec/PlistBuddy -c "print :last-selection:X" ~/Library/Preferences/com.apple.screencapture.plist` * 1.0;
$width = `/usr/libexec/PlistBuddy -c "print :last-selection:Width" ~/Library/Preferences/com.apple.screencapture.plist` * 1.0;
$height = `/usr/libexec/PlistBuddy -c "print :last-selection:Height" ~/Library/Preferences/com.apple.screencapture.plist` * 1.0;

$range = [trim($left), trim($top), trim($width), trim($height)];

// 表示する
echo implode(',', $range) . "\n";

環境

 以下の環境で動作確認しました。

ProductName:   Mac OS X
ProductVersion: 10.15.7
BuildVersion:   19H1713
PHP 7.3.29 (cli) (built: Aug 15 2021 23:10:16) ( NTS )

実行結果の例
実行結果例

エンジニアの権利としてのフリーウェア

はじめに

 社内勉強会で、とあるリントツールを紹介したところ「フリーソフトの使用が禁じられている出向先はどうすればいいか」という質問がありました。

 日本の IT 現場では、いまだに「フリーソフト = 悪」という先入観が幅を利かせており、有用な道具を導入できずビジネスチャンスを逸しているという愚が繰り広げられています。

フリーソフトは危険か

 確かにフリーソフトウェアはサポートがないという点で信頼性に欠ける嫌いがあります。また実際にフリーソフトウェアが引き金となるセキュリティ事故も少なくありません。

 しかしながら「フリーソフト」という括りでその先入観を適用するならば、LinuxMySQL も種々のランタイムも該当します。これらはビジネスの現場に導入されていないでしょうか。

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【Excel】総務省の統一ルールに沿って見栄えを調節する方法

はじめに

 2020年12月、総務省が「統計表における機械判読可能なデータの表記方法の統一ルールの策定」(以下「資料」と書きます)を発表しました。

 資料の内容を短く言うと「Excel ちゃんと使ってね」ということです。

 Microsoft Excel は広く使われているアプリケーションなので、資料の内容も良かったことから遍くあまねく話題になりました。

【必読】総務省直伝のExcelマニュアルが目から鱗が落ちるものだった - Togetter

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