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例
次の言葉を覚えてください。「機種依存文字」です。
何が問題なのか
かなり専門的な話になるので割愛しますが、端的に言うと以下のようなことです(あくまで「ようなこと」です)。
- Excel でしか使えない文字がある。
- 特定のパソコンでしか使えない文字がある。
- 日本でしか使えない文字がある。
自分ではちゃんと文字を書いたつもりになっているかもしれませんが、それは基本的に自分の使っているパソコンの中だけで読める文字かもしれません。
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セルの結合がなぜ問題になるのかを、まず説明します。
こうした表形式のデータ(多くは Excel ファイルだと思いますが、こうしたデータ形式の総称だと「スプレッドシート」という言葉があります)から自動でデータを読む場合、以下のような手順を思いつきます。
実際、スプレッドシートからデータを読み取るツール群は、そのような動作になっています。
もしここに結合セルが入っているとどうなるでしょうか。
Excel の場合、結合セルの左上の座標だけに値が入っています。他の表計算ソフトでは、結合されたセルの全座標に同じ値が入るものもあります。
上記繰り返し処理も、考え直さないといけません。一つの座標に一つのデータが入っているとは限らない状況だからです。
セルを結合すると、途端に想定しなければならない事が増えるのです。やはり「機械的に読みやすい」に反しているのです。
セルの結合は、機械で読み取る可能性がない書類(あるいはワークシート)に限って使ってください。
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