サポンテ 勉強ノート

サポンテの勉強ノート・読書メモなどを晒します。

US 配列キーボード派の二重基準

サポンテは JIS 配列派

日本で主に流通しているキーボードには JIS 配列と US 配列の二種類があります。

シェアの8割は JIS 配列だそうですが、US 配列はエンジニアの方の一部に人気があります。

サポンテはエンジニアなのですが、JIS 配列派です。理由は単純で、職場で貸与される PC がそれしかないからです。

US 配列派の人の中には熱狂的な支持者がおり、強く US 配列を勧めてくることがあります。そしてその理由として様々なものがあるのですが、その中で「JIS 配列はブラケット(括弧)が縦に並んでいて直感的ではない」というものがあります。

サポンテは Emacs

話は変わりますが、世の中には様々なテキストエディタがあり、かつ栄枯盛衰がありますが、エンジニアの間で長い歴史があり人気もあるテキストエディタとして VimEmacs というものがあります。

この二つのエディタはその支持者の間で宗教論争が繰り返されてきた歴史がありますが、シェアでみると VimEmacs の倍のユーザ人口を持っています。

サポンテは Microsoft Excel を使っているときに、うっかり ESC キーを押して入力内容が全部消えるという「Vim あるあるミス」が多発したため Vim を諦めました。現在は Emacs キーバインドの変則版をキーリマップソフトで設定して様々なエディタと IDE を使い分けている状況です。

Emacs そのものを使っているとは言えないのですが、Emacs キーバインドを使っています。

二つのエディタはいずれも、ホームポジションからなるべく手を(指を)動かさずにカーソル移動ができるようにという思想から、以下のようなキーバインドを持っています。

Vim のカーソル移動・Emacs のカーソル移動

Vim ではコマンドモードで「j」キーを押すとカーソルが下に、「k」キーを押すとカーソルが上に移動します。左は「h」、右は「l」です。キーボード上でこれらのキーを探してみるとわかるように、右手のホームポジション近くに集中しています。

Emacs では Control キーと組み合わせて上が「p」、下が「n」です。それぞれ「previous」「next」の頭文字に由来があります。左は「b」、右が「f」です。それぞれ「backward」「forward」の頭文字に由来があります。

これらのカーソル移動を聞いてどう思うでしょうか。どちらのエディタも「直感的」とは言い難いのではないでしょうか。知らない人から見たらこんなカーソル移動のエディタに人気があるとは、にわかには信じられないのではないでしょうか。しかしながらエンジニアには、両者とも人気があります。これらのカーソル移動は、そのうち慣れるというか、タッチタイプと同じで「指が覚えてくれる」ので、使っているうちに無意識でできるようになるのです。

US 配列派の人たちの使っているエディタは?

さて、エンジニアの人にときどき居るという US 配列キーボード派の人たちと、これらのエディタを使っている人たち。どの程度重なっているのかは知りませんが、もし VimEmacs を常用エディタとして使いながら JIS 配列キーボードのブラケットの並び方に不満を述べ US 配列を選ぶ理由の一つにあげるような人がいるとしたら、それは二重基準と言えますまいか。

一方で直感的ではないエディタを難なく使いこなしながら、ブラケットの位置ごときがいつまでも仕事の枷になると本気で思っているのでしょうか。

サポンテはエンジニアとしてもちろん横書きの仕事ばかりですが、実際 JIS 配列を使いながらブラケットの位置で指が迷うようなことはありません。苦労した記憶もありません。

US 派の方々が口にするブラケットの位置についての講釈は、ほとんど「こじつけ」に思えます。

サポンテの考える US 配列の特徴

かく言う JIS 派のサポンテですが、US 配列の魅力的なところも実は理解できます。

豊富なラインナップ

なんと言っても魅力的なのは、とにかく選択肢が豊富なことです。日本のメーカーだけでなく海外のメーカーのものも選択肢に入れることができ、デザインの良いものもたくさんあります。この点はたいへん羨ましい。US 配列の一番のキラーポイントではないかと思います。

Enter キーが近い

JIS 配列では Enter キーが US 配列に比べてキー1個分遠いのです。

Enter キーは__おそらくどこの国でも__多用することでしょう。これがキー1個分と言え遠いのは積もり積もって大きな違いになるでしょう。

Command ⌘キーが遠い

反対に魅力的ではないところは、スペースバーが長すぎてモディファイアキー群が遠いところです。これは Enter とは反対にショートカットを使う際に不便な点です。

最近では親指の効用に気づいたメーカが US 配列でも短めのスペースキーを持つモデルを出してきました。こうした製品ならこの欠点はありません。

住めば都

そのようなわけでサポンテには JIS 派、US 派のどちらの言い分も__ブラケットの位置以外__理解できます。しかし今のところは JIS 配列を使い続けるでしょう。理由は先に書いた通り、職場でそれしか使うことができず、したがって、仕事で最大のパフォーマンスを出すためには自宅もそれに合わせて指が迷わないようにしておく必要があるためです1。反対に職場で US 配列を使わざるを得ない状況になれば自宅を US 配列にするかもしれません。

JIS 配列と US 配列の違いは結構あるのですが、使っていれば直に慣れるでしょう。住めば都と言うように、慣れればそれが自分にとって最も優れたものになります。皆さんにも、手に馴染んで一生ものと言えるような素敵なキーボードが見つかるといいですね。

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  1. とか言いながら自宅 Mac のサポンテは職場の Windows で Command キーを探して指が迷うのですが。

Finder にワンクリックでテキストファイルを作る - AppleScript アプリケーションをツールバーに登録する

プレーンテキストの威力

サポンテは、ちょっとしたメモからブログの下書きまで、なんでも「プレーンテキスト」書類で書いています。プレーンテキストは最強です。複雑さがなくファイルが壊れにくいため、最も安全なファイル形式と言え、古今東西、とくにエンジニアを中心に愛されるファイル形式です。

Mac を含む Unix 系 OS には touch というコマンドがあり、簡単に空のファイルを作ることができるのですが、cdto を使ってターミナルを開いてファイル名を入力して...とやるくらいならもうクリック一発でファイルを作ってほしい。

テキストエディタで少し書き始めてからメニューで「保存」を選び、場所を選んでファイル名を入力して...とやるのも面倒ですし、先にファイルを作ってから中身を書いていきたいという使い方をすることがサポンテは多いのです。

いっそターミナルだけで生活すれば良いではないかと言われるかもしれませんが、サポンテは Finder を結構気に入っています。Finder をアウトラインエディタのように使っているためです。

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AppleScript で Finder 項目を選択する

はじめに

Finder で選択されている項目を AppleScript で取得するというサンプルはたくさん見つかったのですが、逆に指定したファイルを Finder で選択状態にするというサンプルが簡単には見つからなかったので、調べたついでにここに記します。

いや、基本的なことなのでサポンテの探し方が悪いだけかもしれませんが。

参考にしたのは以下のサイトです。

My Memo Pad: ファイルを選択(拡張子を指定).scpt

鳶嶋工房 / AppleScript / 入門 / ファイル指定を覚えよう

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PlantUML で白黒のアクティビティ図を描く

テキストベースで気軽に UML を描くことができる PlantUML ですが、デフォルトでは何か微妙な色が付いています。ついでに__言いにくいけれど__美しいとは言えない配色です。デフォルトは白黒が良かったな...と思う人も多いのではないでしょうか。

この配色には「この図は PlantUML を使って描かれています」と一目で分かるメリットがあります。しかしオフィシャルな書類では白黒で作図したいという要求も、やはり多いでしょう。

この記事では PlantUML を使って、色をコントロールしたアクティビティ図を描くことを目指します。

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PlantUML で白黒のシーケンス図を描く

テキストベースで気軽に UML を描くことができる PlantUML ですが、デフォルトでは何か微妙な色が付いています。ついでに__言いにくいけれど__美しいとは言えない配色です。デフォルトは白黒が良かったな...と思う人も多いのではないでしょうか。

この配色には「この図は PlantUML を使って描かれています」と一目で分かるメリットがあります。しかしオフィシャルな書類では白黒で作図したいという要求も、やはり多いでしょう。

この記事では PlantUML を使って、色をコントロールしたシーケンス図を描くことを目指します。

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PlantUML で白黒のクラス図を描く

はじめに

テキストベースで気軽に UML を描くことができる PlantUML ですが、デフォルトでは微妙な色が付いています。ついでに__言いにくいけれど__美しいとは言えない配色です。デフォルトは白黒が良かったな...、とは誰もが思うところではないでしょうか。

この配色には「この図は PlantUML を使って描かれています」と一目で分かるメリットがあります。しかし公的な書類に使用する上では、やはり白黒で作図したいという要求も多いでしょう。

この記事では PlantUML を使って、色をコントロールしたクラス図を描くことを目指します。

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オブジェクト指向入門以前

はじめに

Java 言語の流行によって広く認知されることになったオブジェクト指向開発ですが、このオブジェクト指向という概念を最初に身につけようとする際に、高い壁があります。

まず、概念自体が難しいこと。次に良質な入門情報がないことです。

そのような中、この記事では入門情報に触れる以前に知っておくと役に立ちそうなアイディアを紹介します。

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